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口腔乾燥

口腔乾燥も、お口の健康を妨げる一因です。
唾液には抗菌作用がありますから、歯周病の進行を遅らせたり、歯を溶かす、むし歯の原因となる酸を中和したりする作用があります。
唾液が少なくなりますと、口臭がしたり、むし歯や歯周病が進んだり、入れ歯のお痛みが何度調整しても取れなくなったり、歯が折れやすくなったりするのです。

お口の乾燥は、唾液の少ないご高齢の方だけの問題と思われがちですが、 だ液の多いはずの小学生でも、乾燥による口臭があったりするのです。
年齢問わず、誰にでも起こる原因、それは『口呼吸』です。
最近は、花粉症など、様々なアレルギーがあり、正常な呼吸の『鼻呼吸』ができない方が増えています。
『口呼吸』はお口の健康を妨げるだけではなく、風邪も引きやすくなるなどのカラダの健康を妨げますので、ご自分の舌の位置が上顎についていることを確認して、鼻呼吸ができているのか意識してみて下さい。

ストレスや加齢、内服薬の副作用などで、だ液の量自体が少なくなっている場合は、 『咬む』ことが、だ液の分泌を増やすので、食事の咀嚼回数を意識して増やしていただきます。
ガムなどを咬むのもいいでしょう。
また、唾液腺をマッサージするのも効果があります。

それでも、お口の潤いが足りない場合は、保湿剤の口腔用ジェルなどをお使いいただいております。

お口とカラダの健康維持のためにも、口腔内が乾燥していないかどうか、意識してみてください。